インストーラを作成

私が作っているソフトはファイルを展開すれば使えるのでわざわざインストーラを作らずにzipファイルでの配布で済みますし、zipファイルで配布されているソフトをインストールできない人はサポートしきれないのでということもあってこれまではzip(あるいはlzh)ファイルで配布していました。しかしスレートPC用ということを考えると、タッチ操作だけではファイル操作が面倒なのでインストーラを作ることに。

Delphi 2010にはInstallAwareというインストール作成ソフトが付属しているのでまずはこれで作ってみました。高機能なソフトでいろいろな設定ができますけど、自分が使う機能は少しだけなのでそれほど時間もかからずインストーラの作成は完了。動作も問題なさそうでした。

しかし、できあがったインストーラはメッセージが英語なので翻訳作業を開始。これもツールがあるので操作は簡単ですけどメッセージの量が多くて大変でした。それでも一通り翻訳が完了。

実行してみるとちゃんと日本語になっていて問題なさそうに見えたのですが、アンインストール時に問題発見。もともとのメッセージが「Uninstall」となっていたのを「アンインストール」に変更したところ、文字が途中で切れていました。メッセージは変更できたのですけど表示領域がそのままなので入りきらなかったのですね。

maintenance.dfmというDelphiのフォーム形式のファイルがあったので試しに中身をのぞいてみたところ「Width = 73」と書かれているのを発見。もしからしたらここを修正してビルドすれば問題が解決するのかもしれませんけどイレギュラーなことをやるのはやめました。

ここでInstallAwareをあきらめて別のソフトに変更。CreateInstall Free JPというソフトを使ってみました。InstallAwareと比べると機能はかなり少ないですけどその代わり設定はわかりやすいです。機能的に問題なかったのでこれを採用することにしました。